この度の令和6年能登半島地震により被災された皆様に心よりお見舞い申しあげます。

移動型トリミングサロン「THE DOG Salon Trimming Wagon」は、犬猫の救済支援活動「SAVE THE DOG PROJECT」の一環として、犬の保護・譲渡活動を行う「ピースワンコ・ジャパン・プロジェクト」（以下：ピースワンコ）を運営している認定NPO法人ピースウィンズ・ジャパン（代表理事：大西健丞、本部：広島県神石高原町）とコラボレーションし、2024年3月11日(月)に能登半島地震で被災したペットのトリミングサービスを実施しました。

石川県北部・珠洲市では、被災から2ヵ月以上が経った現在もなお、市内のほぼ全域で未だ断水状態が続いており人間用の給水・入浴支援は行われているものの、ペットと共に暮らす被災者はなかなかペット用のシャンプーが出来ませんでした。
また、市内に1軒あるトリミングサロンも被災されたため爪切りや毛のカットなどケアが出来ず、不衛生な状態が続き多くの飼い主さまが悩みを抱えていました。
そこで、ペット支援チームとして市内に拠点を置き、被災された方々とペットへの物資支援や預かり支援等を行っているピースワンコとコラボレーションし、施術で必要な水・発電機を完備したトリミングワゴン2台・トリマー2名（京都本店：松尾 麻未、軽井沢店：風間 千里）を派遣して支援を実施いたしました。

当日は、事前予約を受けていた計10頭（犬8頭、猫2頭）に施術を行い、伸びていた爪や毛をカットし、シャンプーして身体に着いた汚れを洗い落としました。中には昨年の10月からトリミングが出来ておらず、毛が顔を覆ってしまい口や足先も汚れが目立っているワンちゃんや、自宅が全壊し飼い主さまと避難所生活をしているワンちゃんもいました。

トリマーは、飼い主さまからのご要望や困りごとをヒアリングし、身体の汚れや皮膚の状態などを入念にチェックし施術に臨みました。ワンちゃんや猫ちゃんに優しく声を掛け続けながら、1時間半ほど掛けてしっかりと全身のケアを行いました。

参加した飼い主さまからは「うちの子を綺麗にしてくれて本当にありがとう」「毛がツヤツヤになった！」「スッキリしたし良い匂いがする」などのご感想や声をいただきました。また、施術中にワゴンの窓からペットを見守る姿や、施術後の見違えた姿に喜び、とても大事そうに撫でる姿も見られました。

引き続き断水状態が続いている珠洲市では、こうした現地の状況に合わせた支援を行う必要性を強く感じました。既に次回の支援を希望する声も上がっており、第二弾の実施も検討しております。

移動型トリミングサロン「THE DOG Salon Trimming Wagon」ならびに「株式会社THE DOG COMPANY」はピースワンコと共に引き続き、被災された現地の方々とそのペットに寄り添い必要な支援を届けてまいります。被災地の一日も早い復旧を心から祈念いたします。

当日の様子をNHK石川 NEWS WEB様に取材いただきました。

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NHK石川 NEWS WEB
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特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパンと「ピースワンコ・ジャパン」について

ピースウィンズ・ジャパンは、 国内外で自然災害、 あるいは紛争や貧困など人為的な要因による人道危機や生活の危機にさらされた人びとを支援する国際協力NGOとして1996年に設立され、これまでに世界39ヵ国で活動してきました。 また、 緊急災害支援プロジェクト「空飛ぶ捜索医療団」の運営や、犬や猫の殺処分ゼロを目指した動物の保護・譲渡活動、地域活性化などに取り組み、社会問題の解決を目的とした活動に幅広く力を入れています。

ピースウィンズ・ジャパンが運営する「ピースワンコ・ジャパン・プロジェクト」は、本部の広島を拠点に全国9か所のシェルター・譲渡センターで「日本の犬の殺処分ゼロ」を目指して活動・支援を行っています。広島県の犬の殺処分機は7年以上稼働を止めており、これまでに4000頭以上の保護犬を譲渡・返還してきました。